2005年12月15日出荷 3,990円
■ACCESSORY
ビームライフル（右手）、ビームサーベル（左右）、バルカンポッド、シールド、ハイパーバズーカ（右手or単体）、ロングライフル（単体）、ビームライフル保持用左手、武器保持用両手、最終決戦再現用・肩部シールドコネクタ、プラ製アンテナ、スペシャルディスプレイベース。
■CHECK POINT
今回の箱は覗き窓が小さめですが、そこから見える範囲でも多少塗装のバラつきがあるようです。とはいえ赤や黄色は粗が目立ちやすい色ですので、荒れ具合としては平均的な印象。
塗装はMK-2、フライングアーマー、Gディフェンサー共にまず赤部分を。MK-2の黄色部分も目立つので満足のいく物を選びましょう。その他パネルラインのタンポ印刷がずれている個体があるという報告もありましたが、これを全てチェックするのは不可能かと。
組み立てのバラつきは特に目立ちませんでした。アンテナはプラ製が付属しているので曲がっていても無問題です。
※極一部で単品版のMK-2が混入しているという報告がありました。該当した場合は速やかにバンダイホビー事業部に連絡を。
□ RUNNER（左はNo.13-00と同一の物、右が追加パーツ群）
■IMPRESSION
バンダイからのクリスマスプレゼントと言った趣で、なかなかプレイバリューの高い内容になっています。
《ガンダムMK-2》
単品版からの変更点はバックパックにGディフェンサーとの合体用コネクタが設けられた事。コネクタはバックパック中央の四角い部分がカバーになります。大気圏突入時はランドセルのサーベルホルダーを90度起こすという設定があるのですが、そこはさすがに省略した模様。
付属品は単品のMK-2に＋αされた物なのでセットを買えば単品は必要ない内容になっています。
□ Gディフェンサー接続用コネクタ（左、蓋解放状態）と旧Ver.のバックパック（右）
新しい付属品としてハイパーバズーカとロングライフル対応の左右握り手が付きました。G3同様バズーカには手首無しのグリップも付属するので遊びの幅が広がりました。
オマケの最終決戦再現用・肩部シールドコネクタはエマ中尉スキー専用。有り難い話です。
《Gディフェンサー》
サイドポンツーン先端のミサイルベイ、ランディングギア、主翼、スラスター、ロングライフルの展開など、設定にあるギミックは一通り差し換えナシで再現。コアファイターのコクピットも設定とは違う方法ですが開閉します。中には
また双胴部が独自解釈で若干可動する構造になっており、スーパーガンダム時に躍動感を演出し易くなっています。その影響でGディフェンサー時の収まりがやや不安定になってしまいましたが、この場合は前者のメリットの方が大きいと思います。
《フライングアーマー》
シールドの収納や翼の開閉など基本ギミックを押さえつつ、ホバー時のライディングポーズ用に脚部の固定パーツも付属。これは姿勢に合わせて３カ所にアジャスト可能で、不安定なフライングアーマー上に立たせるには必須アイテムになっています（足の形はMK-2専用です）。
スタンド接続用のコネクタにはカバーが付属しており、スタンドを使用しない場合でも外見は崩れません。
■FRONT＆REAR
《スペシャルディスプレイベース》
MS汎用、Gディフェンサー専用、フライングアーマー専用のコネクタがあり、各々の分離はできない構造になっています。
MS用コネクタは縦回転のみ。Gディフェンサー用コネクタは角度固定で前部にコアファイター、上部にディフェンサー本体が接続可能。フライングアーマー用コネクタは前後左右の角度調節が可能。ホゾを利用した頑丈な構造にスライド式の強固な接続で重さ対策も万全です。
ただ、見る方向も飾る方向も固定した作りの為、あくまで収納を兼ねたディスプレイといった性質が強く、汎用性には乏しいのが残念です。
余剰スペースを利用してフライングアーマーのMK-2用脚部固定パーツとコネクタカバー、MK-2バックパックのコネクタカバーを収納可能。
これもどうせなら最終決戦仕様用の肩パーツや余った手首なども収納できるようになっていて欲しかった所です。
□ 余剰パーツ収納スペース（左）＆フライングアーマー用スタンドアジャスター
MK-2そのものの出来の良さは勿論、Gディフェンサーもフライングアーマーも手抜きのない作りで、値段分以上の価値は十分に感じられる内容に仕上がっていると思います。
シンプルな1.5世代MSであるガンダムMK-2が、各装備と連携する事で見た目の印象までも変化していく様を楽しめる、トイ好き＆MK-2好きには堪らないセットと言えるでしょう。
□ ”双胴”展開状態