[HCM pro] ハイコンスレまとめサイト [HCMP]
■No.19-00 ZGMF-X20A ストライクフリーダムガンダム
  2005年10月13日発売 2,100円

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■ACCESSORY
 MA-M21KF高エネルギービームライフル(手首付き左右、腰装備用左右、連結状態右手首付き)、MX2200ビームシールド×2、MA-M02Gシュペールラケルタビームサーベル(左右手首付き)、開き手(左)、プラ製アンテナ。

■CHECK POINT
 塗装ですが、顔に関しては前回のデスティニー以上にバラつきは少なく、特に顎は非常にシャープな塗りになっています。気になる人は今回は顎より頬のグレーに注目です。
 一応、全身の赤と股間部の藍色、脛上部の紺色の塗り際をチェックすれば幸せになれるかも知れません。ムラに関しては心配無用です。
 アンテナはプラ製が付属しているので曲がっていても無問題。その他目立つ個体差は見受けられませんでした。

joint1 joint2

■IMPRESSION
 デスティニーで可動を突き詰めた感のあるHCMPですが、ストフリではそれを踏まえた上で、さらに造形アレンジに心を砕く余裕が見受けられます。暗めの配色と高い情報密度、影を落とすよう計算された思い切りの良いオリジナルモールド(肩やふくらはぎの切り欠きなど)などが、白い整形色ながら安っぽさを感じにくい仕上がりに貢献しています。

 首は今回もダブルボールジョイントで見栄切り可能。肘、膝の二重関節も健在で干渉するまで180度近く動きます。足首も引き出すことで前後左右によく動く軸+ボールの2重関節。不安視された腰の可動ですが、下半身から延びた軸が長めに作られているので、少し多めに引き出す事でレールガン基部をかわして回転させる事ができます。

 他、腰部レールガンのスライドと展開、ビームサーベルホルダーの回転、ビームサーベル取り外し、脛の裏側のスラスターの開閉、翼の展開(しかも対の片側は独立可動)、スーパードラグーンの取り外しなど、設定上のギミックはほとんどこなせます。恒例の内部メカは胸部、肩部とふくらはぎ。胸部はデスティニーのようにスライドこそしませんが、ポロリもしづらい硬さと思います。ふくらはぎでは大胆に開口してメカを見せてしまうというアレンジをしています。


 手持ちのオプションはビームライフルとビームサーベル、ビームシールドのみ。ビームシールドは2枚付属しているのでアロンダイト白羽取りの再現も可能です。今回はビームライフルだけで5本もありますが(笑)塗装にかかるゲートはほぼなしで、塗装の精度をあげる為にいくつかの手の甲が別パーツになっています。手首は金色塗装ですが、ボール部分に塗料がかぶっていないのはさすが。

 気になった点は、連結ライフル保持用の左手。形状が通常の開き手と大差なく存在意義を今ひとつ感じません。もうちょっと曲がっていた方が良かったのですが。あとはストフリ&デスティニーと並べると頭身や色調の違いから先発のインパルスが浮いてしまう事でしょうか。発売時どうも華奢に見えたインパルスの手足が今となっては逞しく見えます。

box runner
■BOX&RUNNER
front
■FRONT&REAR
rear


 デスティニー共々、総合的な出来ではHCMPの現状での最高傑作と言っていいでしょう。番組が終了してようやく出たストフリの決定版と言える立体ですから、ガンプラなどで失望した人は是非に。


■RETURN■