■No.18-00 ZGMF-X42S デスティニーガンダム 2005年9月15日発売 2,100円 |
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■ACCESSORY 握り手(左右)、武器持ち手(左右)、開き手(左右)、装備用アロンダイト基部(右手付き)、MA-BAR73/S高エネルギービームライフル、M2000GX高エネルギー長射程ビーム砲(背中)、MMI-714アロンダイトビームソード(背中)、RQM60Fフラッシュエッジ2ビームブーメランx2(肩)、シールド、MX2351ソリドゥスフルゴールビームシールドx2(手首左右)、プラ製アンテナ。 ■CHECK POINT インパルスガンダムの前例から不安視されていた塗りですが、今回はなかなか安定しています。整形色が淡いグレーなので白いMS特有の安っぽさは皆無。非常にいい質感です。 強いて注意点を挙げるなら赤。顎やクマドリ他の部分塗装をチェックです。青い部分はインパルスのようなムラもなく暗めの発色も良好ですが、股間部と腕部のはみ出しは一応のチェックを(パッケージで見えにくい箇所に若干乱れがあるようです)。 アンテナはプラ製が付属しているので曲がっていても無問題。その他目立つ個体差は見受けられませんでした。 ■IMPRESSION 今回はHCMPチームの本気が見られます。SEEDのラインナップを敬遠していた向きにもお奨めしたい程。 一言で言うと、とにかく良く動きます。百式やザクウォーリアなど可動が優れている物はこれまでもありましたが、デスティニーは総合的にそれらを凌駕しています。 特筆すべきは二重関節の多用です。首のダブルボールジョイント構造、肘と膝の軸による二重関節、足首や背中の翼&ウェポンラックの軸+ボールジョイントによる二重関節。いずれも表情の幅を広げる配置が成されています。特に肘については極小サイズの大量生産品であり、しかも見た目を崩さない物、というのは絶望視されていましたが、見事に実現してくれました。おかげで肘膝ともに誤魔化しなしで180度近い可動範囲を持っています。 他は概ね最近のスタンダード的構成ですが、肩がその大きなシルエットを活かしやすいアーマー独立式になっているなど、そつなくまとまっています。 背中に色々背負ったデザインですが、良く動く足首と「軽い」というHCMPの特徴のおかげで、よほど見栄を切ったポーズでもなければ大体自立可能。スタンドがあれば更に作中イメージに準じたダイナミックなポーズが決まります。 ビームシールドは篭手の窪みに直接差し込むシンプルな方式で、見た目の違和感もなく保持もしっかりしています。 背中の武器2つはスケール的限界か差し換え変形です。シールドの伸縮も同様。インパルスでは頑張っていた部分ですが強度的にもコスト的にも省いていい部分だと思います。 装備用アロンダイトは右手首が一体のタイプでグリップも短いため両手持ちは難しいですが、左手を添えてそれっぽくする事は可能です。 ウェポンラックは武器を挟み込むだけの構造なので、サイズがあえば色々と付け替えが楽しめそう。 |
■BOX ■FRONT&REAR |
新しい試みとして武器持ち用の手首が軟質樹脂製の、MS in Action!!などに代表される方式になりました。が、このサイズではさすがに保持力が心許ない事が判明。今後の方針が気になる所です。 他にも背部とふくらはぎのスラスターが上下に動いたり、胸の水色部がスライドしてコクピットとダクト内部のメカを再現していたりと、小スケールを感じさせないギミックとアクションに磨きがかかった内容になっています。 HCMPシリーズ中、現状で最高傑作である事は間違いない品ですので、興味のある方は是非に。 |